愛犬のオシッコで、がん検査・ヘルス検査

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Pee Check!について

検査の仕組み

犬は言葉を話しませんから、自分の体調を伝えてはくれません。しかも、飼い主の前では気丈に振舞うという健気な性質を持っています。信頼の厚い飼い主ほど、愛犬の「がん」を見逃しかねないのです。外観から様子がおかしいと気付いたときには、既に「がん」は進行しているケースがほとんどと言われ、約半数の犬がかかると言われる「がん」を早期発見できれば、治療効果も上がることが期待されます。

人間の健康診断でも同様ですが、通常の血液検査や尿検査で「がん」を発見することは容易ではありません。血液検査はあくまでも健康上の問題を見つけるためのものであり、人間の場合でも、「がん」診断には特別な方法を行いています。最近ではPETやCT、MRIも普及してきましたが、そこまで大掛かりでなく、比較的簡単に使われるのが、癌マーカーです。人間の場合、「がん」によって約20種類ほどが実用化されています。

専門的には、血液中に存在する癌マーカーの多くはゲノムから作られるタンパク質の一種です。ゲノムとはその動物種の全遺伝子情報のことで、もちろん、人間(Homo sapiens)と犬(Canis familiaris)とでは大きく異なっています。そのため、血液を使う人間用の癌マーカーを、犬用の癌マーカーとして共通に使うことはできません。生物学的にも物質的にも同じものではないからです。

Pee Check!(ピーチェック)で用いるアセスミン検査は、もともと尿中に排出されている体内の老廃物が、癌細胞によって少し違った化合物に変化する現象に着目しています。血液ではなく尿を使うポイントがここにあります。

生体内の老廃物はゲノムとは関連性がないため、人間でも犬でも共通するものが多く、癌細胞によって受ける変化も共通します。

犬については、尿中アセスミンと「がん」とに高い相関関係が見られ、犬の「がん」早期発見に有効な手段であることがわかりました。アセスミンやその類縁化合物が、人間でも癌のマーカーになり得ることが研究的に示されていますが、それがどの程度有効であるのか、今後の試験が待たれています。

当社では、Pee Check! (ピーチェック)事業により判明する、犬についての有効性データや独自に開発した検出手法が、将来、アセスミンを人間の「がん」検診に応用するための重要なノウハウになると考えています。健康診断時の尿検査で早期がんがわかるようになれば、その社会的貢献度は計り知れません。早期発見で愛犬を「がん」から救うことで、今度は、愛犬が我々人間を「がん」から救ってくれるかも知れないのです。

「がん」とアセスミンとの関係についての研究

〜Veterinary Cancer Society 2008での発表から

様々なグループに分けて、尿中アセスミンの量を測定しました。

  • アセスミンは幼犬で高値を示すため、疾患との明確な区別は困難と考えられました。そのため、本検査は1歳以上が対象となっています。
  • がん確定診断(細胞診)グループと正常所見グループ間で有意差を認めました。 がんグループでも炎症グループと同程度のアセスミン検出量のケースがあるため、「がん」と炎症を区別するために一定期間後の再検査が必要と考えられます。
  • 血液がんグループは固形がんグループより高値を示すことがわかりました。今後は、「がん」の種類ごとの違いを調べる必要があります。
  • 炎症(CRP、白血球上昇)グループではアセスミンの上昇が確認されました。炎症性であっても一過的に大量のアセスミンが排出されます。一定期間後の再検査で値が下がれば炎症性アセスミンと考えられます。

犬を家族同然に考える米国での発表だったためか、本成果に非常に多くの反響が寄せられました。

次に一般の家庭で飼われている愛玩犬の検査結果を集計しました。

約半数のケースのアセスミン検出量より何らかの疾患が疑われました。

獲得星数が多いほど健康です。 総合検診を受けた犬全体の39%に疾患の懸念があります。 健康と考えられたのは46%でした。

比較的異常値の多い項目は、炎症と結石のリスクでした。 これらは、日頃の健康管理で改善が可能な項目です。

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